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渾天儀(こんてんぎ)

渾天儀(こんてんぎ)

渾天儀(こんてんぎ)
中国古代の天文学者が、星の位置測定に測定に用いた装置。
この渾天儀は、中国の明代(1437年)に制作されたものの複製(原寸大)である。
実物は青銅製で現在は中国科学院柴金山天文台(中国・南京市)に保存されており、発達した中国古代天文学の象徴である。
渾天儀は、地平線、子午線、赤道、黄道などをあらわす環と、両極を支点にして東西方向に回転できる赤緯環および星を見るための望筒を組合わせて作られている。
望筒は赤緯環に取り付けられ、中心を支点として赤緯環の面内で南北方向に移動できる。
星の位置をはかるには、まず時刻あわせをし、望筒で見えた星の位置は望筒と極軸のなす角や赤緯環と子午線のなす角などできめられる。
度数は、環に刻まれている目盛りから読みとるようになっている。(現地案内板)
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