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早島町は人口12,270人。岡山県の中南部、岡山市と倉敷市に挟まれた町で、その昔は「吉備の穴海」に散在する島の一つであった。高梁川や旭川等による河川の沖積作用で陸続きとなり、戦国時代末、宇喜多秀家によって干拓が始められ、「宇喜多堤」(現在の県道、倉敷-妹尾線)の築堤をかわきりに「宇喜多開墾」(1581~1585)が始まり「児島湾干拓」の発端となった。

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江戸時代には旗本、戸川家3,400石の陣屋町として、また四国讃岐の金比羅往来の拠点として栄えた。
干拓によってできた新田では、いぐさや綿の栽培が行われ、特に畳表は「早島表」の名で全国に出荷された。その後「花筵」の生産も始まり「いぐさ」の本場早島の名を高めてきた。

今日では、瀬戸中央自動車道早島IC、岡山県総合流通センターが立地され物流の拠点となっている。平成の大合併では、周辺の市町村との合併をすることなく独自路線の道を選んでいる。

早島町-町役場 TEL 086-482-0611 〒701-0303 岡山県都窪郡早島町前潟360-1
人口 12,342人 うち65歳以上人口 3,441人(27.9%) 世帯数 4,823世帯 総面積 7.62㎢

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主な見所

ふれあいの森公園早島公園国鉾つつじ公園不老のみち(遊歩道)、いかしの舎ゆるびの舎宇喜多堤、早島歴史民俗資料館、戸川家記念館天満宮、早島観光センター、コンベックス岡山岡山県総合流通センター

祭り・イベント等-花ござまつり(7月)、備中はやしま夏まつり(8月)、鶴崎神社大祭(10月)、生涯学習まつり(10月~11月)、早島ふるさと音楽祭(12月)、マラソン・駅伝大会(1月)

名物・特産-花ござ、畳表、マスカット、紫苑、い製品、

町の木ーかいずかいぶき、町の花ーさつき、

沿革
明治22(1889)年 6月  1日 都宇郡早島村、矢尾村、前潟村が合併(早島村)
明治29(1896)年 2月26日 町制施行(早島町)

国鉾つつじ公園

国鉾つつじ公園

国鉾つつじ公園

早島公園の西隣、国鉾神社境内と周辺は江戸末期からツツジの名所として知られていたが、ツツジが老木となった。そこで、平成20年の春ツツジの名所として全国的に知られた長岡京市の長岡天神宮の「きりしまつつじ」を移植。

いかしの舎

いかしの舎

いかしの舎

旗本戸川家の陣屋町で、金毘羅往来の地として、またい草の町として栄えた早島。この町にある明治時代の代表的旧家、寺山邸を改修し、新しい文化拠点として生まれたのが「いかしの舎」。会合、美術展など気軽な集まりや、各種演芸発表の場。

不老の道

不老の道

不老の道

早島が瀬戸内に浮かぶ島だったころの生活道を復元し、散策コースにしたもの。名前の由来は、史跡めぐりや景観を楽しみながら誰でも気軽に健康作りができるようにとのことから。古き日本がそのまま残っており、非常な懐かしさを。

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岡山県総合流通センター

岡山県総合流通センター

岡山県総合流通センター

中国・四国、関西・九州地域のほぼ中間地点に位置、早島ICまで車で5分という立地にある。従って、中国・四国、阪神・福岡地域への貨物輸送拠点として広島、香川、兵庫などと比較しても輸送時間、輸送コストにおいて優れている。

コンベックス岡山

コンベックス岡山

コンベックス岡山

コンベックス岡山は、様々な用途に合わせて利用できる大・中・小展示場(マスカットホールー多目的ホールーを含む)をはじめ、国際会議場、中・小会議室、屋外展示場、約1500台収容可能な無料駐車場を完備している。

早島町役場

早島町役場

早島町役場

「吉備の穴海」に浮かぶ島であった早島、宇喜多秀家によって干拓が始められ、江戸時代には、旗本戸川家の陣屋が置かれ、イグサの育成と畳表の特産地となった。また、金比羅往来の拠点として多くの旅人でにぎわった。

ゆるびの舎

ゆるびの舎

ゆるびの舎

心の健康づくりを基本コンセプトとして、文化ホールや図書館、健康づくりセンターなどからなる総合複合施設。文化・健康・学習の3つの機能が連携しながら、身体面の健康と心の安らぎや豊かさを実感できる空間を提供するためのもの。

裏川筋

裏川筋

裏川筋

宇喜多堤築堤後、干潟が開墾され葦原新田となったのは寛文4年、早島と前潟の境界付近に位置するこの裏川の辺りまでだったと推測される。当時は子供が川で遊び、邸内に水を引き入れる石組などがあり、生活に密着した用水と親しまれていた。

宇喜多堤

宇喜多堤

宇喜多堤

約420年前、宇喜多秀家の命により、岡豊前守と千原九右衛門らの指揮のもと築かれた宇喜多堤(現県道152号 岡山ー倉敷線)。そのきっかけは、どうも織田信長の家臣、豊臣秀吉による高松城水攻めの時の二人の築堤技術にあったようです。

参道ー早島松ヶ岡八幡宮ー

参道

天満宮

長津の松ヶ岡に鎮座する天満宮は、菅原道真を祭る社である。「吉備の穴海」に浮かぶ早島は、九州から畿内をめざす船の航路に位置し、九州大宰府へ流される菅原道真がその途中ここに立ち寄ったという伝説も残されている。

早島公園

早島公園

早島公園

「不老のみち」の途中、早島駅や「いかしの舎」からも近い所にある公園。4月の桜、5月のフジやツツジで知られており、市民の憩いの場となっている。山頂からは、児島半島やその手前に広がる児島湾干拓地を望むことができる。

戸川家記念館

戸川家記念館

戸川家記念館

史跡 早島戸川陣屋跡にある戸川家記念館には、江戸時代二百数十年を通じて備中早島村を治めた、旗本戸川家(3,400石)に代々伝わる歴史資料を後世に伝えるため、古文書、具足、鞍、陣屋絵図、指物等が展示されている。

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