高梁市は人口32,948人。岡山県の中西部に位置し備中松山藩の城下町、また高梁川の水運の要衝として発達してきた。平成の大合併により上房郡有漢町、川上郡成羽町、川上町、備中町を合併し市域を大きく広げた。

市域のほとんどが吉備高原地域に属し、高梁川とその支流有漢川、成羽川沿いに開けた平野部(50~100m)、峡谷部の他は吉備高原上の平坦な台地(標高300~500m)となり、この平野部と台地上で人々の生活が営まれている。

中心部高梁の町は臥牛山の麓に武家屋敷古い町屋、寺院等が立ち並び当時の面影を今に伝えている。

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高梁川の支流、成羽川沿いには山崎氏5千石の御殿であった石垣が残されており、その周りには吹屋往来から運ばれてくる物資を高瀬舟に積み込む為の河岸問屋の町並みが当時の様子を伝えている。石垣の上には、郷土出身の画家、児島虎次郎の偉業を紹介する為に著名な建築家安藤忠雄氏の設計による成羽美術館が造られ、備中地域の芸術文化の拠点として注目を集めている。

成羽川北部の吉備高原には、ベンガラ色で統一された赤い屋根の家が軒を連ねる吹屋の町並みがある。吹屋は江戸末期から明治時代にかけて銅山経営とベンガラ生産で繁栄し、今は国の伝統的建造物群保存地区及び県のふるさと村に指定され多くの観光客が訪れている。

市南西部の川上町は新旧の地層が逆転した大賀デッケンをはじめとし地質学的に貴重な地質、地層が数多くあり「地学の宝庫」と言われている。また吉備高原を一望の下に見る事が出来、雲海でも知られた弥高山には、キャンプ場をはじめとするアウトドア施設も整備されている。

市西部の備中町は、広島県の道後山を源とする成羽川が吉備高原を削りながら流下する町でダムと高原そして峡谷の町である。
川沿いの国道を走っている限り、普通の山あいの町。だが、この急峻な山の上では人が住み畑を耕している。下を走っている限り夢にも想像できないが山道を昇るとそこは、きれいに耕された畑が広がる平坦な台地。谷を越えて隣にも同様の天上の部落が…。橋を架けて渡ってゆきたい気持ち。非常に不思議な町です。新成羽川ダム田原ダム、新成羽川ダムを見おろす西山高原キャンプ場レジャー施設用瀬嶽フリークライミング広場などこの地域の地形を生かした施設が数多くある。

市北東部の有漢町には町の中央を岡山自動車道が走り、有漢インターチェンジも設けられている。高速道路の開通を記念して「石の風ぐるま」の並んだ公園と「石と風の館」のある「うかん常山公園」が造られた。これは、当時の有漢町が、太平洋と日本海の風を受け、風を起こして行く町作りのシンボルとして製作してもので、高知県の石造り彫刻家、門脇おさむ氏により造られた。標高697.3mの大平山には、上級者向けのパラグライダー基地が整備され、県北の山々も一望することができる。

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Google Mapー高梁市・新見市ホテル・旅館案内地図ー

高梁市-市役所 TEL 0866-21-0200 〒716-8501 岡山県高梁市松原通2043
人口 31,939人 うち65歳以上人口 12,288人(38.5%) 世帯数 14,714世帯 総面積 546.99㎢

主な見所

高梁地区備中松山城跡頼久寺庭園石火矢町ふるさと村頼久寺本町・鍛冶町の町並み紺屋川美観地区薬師院松連寺定林寺道源寺寿覚院巨福寺龍徳院高瀬舟手打ちそば「つくしんぼ」城下町高梁高梁市図書館観光駐車場

成羽町成羽美術館成羽陣屋跡吹屋ふるさと村

備中町用瀬嶽フリークライミング広場備中郷土館・景年記念館西山高原笠神の文字岩新成羽川ダム田原ダム

川上町磐窟渓磐窟洞弥高山公園ふれあい漫画美術館沢柳の滝マンガ絵ぶたまつり大賀デッケン穴門山神社須佐之男神社

有漢町うかん常山公園大平山

祭り・イベント等ー弥高つつじ祭り(4月)、町家通りの雛まつり(4月)、国橋まつり「備中神楽」(4月)、成羽愛宕大花火(7月)、マンガ絵ぶたまつり(8月)、備中たかはし松山踊り(8月)、ヒルクライムチャレンジシリーズ高梁吹屋ふるさと村大会(10月)、渡り拍子(10~11月)、ふれあいマラソン(2月)

名物・特産ー鮎料理、ぶどう、トマト、ゆべし、備中神楽面、高梁紅茶、インディアントマト焼そば、備中牛バーガー、

市の木ーあかまつ、市の花ーさくら、市の鳥ーヤマセミ、

沿革
平成16(2004)年10月1日 高梁市、上房郡有漢町、川上郡成羽町、川上町、備中町が合併(新設)

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