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熊谷屋ー牧水二本松公園ー

熊谷屋ー牧水二本松公園ー

明治40年の夏、早稲田大学の学生であった若山牧水は、郷里宮崎県への帰途、同大学の先輩である歌人有本芳水にすすめられ岡山・高梁・新見・宮島・山口と中国を旅した。
このとき新見(備中)から東城(備後)に旅する途中、行き暮れて二本松峠の茶屋「熊谷屋」で一夜を過ごした牧水が芳水苑に投函した葉書に「幾山河・・・・」「きょうもまたこころのかねをうち鳴らし・・・・・」の二首が記してあり、牧水が苦坂峠越えの情景を二本松峠の茶屋「熊谷屋」にて詠んだと言われている。
昭和39年、この歌の歌碑が峠の茶屋跡に建立され、その後喜志子未亡人、長男旅人氏の歌碑が建立され、親子三人の歌碑が並んでいる。
二本松はその昔、浅野藩の御番所がおかれ、備後・備中の警備をしていたところで人馬の往来がはげしく「熊谷屋」はよい休憩所であった。(現地案内板)
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