長法寺

 

あじさい寺ー長法寺ー

あじさい寺

平安時代の嘉祥元年(848)に創建され、盛時には末寺二十ヶ寺を擁していたと伝えられる。江戸後期の弘化2(1845)年に現在地へ移転、再興された。境内に数千株のあじさいが植えられているところから、別名”あじさい寺”とも呼ばれる。

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名称 美作西国三十三所観音霊場 第29番 十一面観音
金光山 長法寺(ちょうほうじ)
所在地 津山市井口246
TEL  0868-22-6436
宗派 天台宗
概要 佐良山三座の一つ神南備山の山麓に懐かれるようにたたづみ、天平の開基以来、
天台の古刹として知られた寺、これがこの長法寺。

現在の寺は、弘化2(1845)年に、やや西の平地にあったものを当時の快玄和尚が
現在地に移転したもので、多くの人々の訪れと、四季の移り変わりを静かに
見まもってきた。

明治6年の津山城のとりこわしと同時に城内の紫陽花の描かれた襖を当寺の本堂に
移したのがきっかけで紫陽花が植えられた。

初夏(6月中旬~7月中旬)には境内せましと約三千株の紫陽花が咲き乱れるさまは
見事で、別名紫陽花寺といわれている。

秋には、大いちょうが色づき、黄金吹く寺にと変化し「公孫樹下にたちて」の詩が
偲ばれる。

これは詩人薄田泣菫の不朽の名作「二十五弦」の長詩の一節で、泣菫が明治34年
10月に津山滞在中この大いちょうを見て作ったもの。

また数奇運命をたどった明治の文学者田岡嶺雲も忘れられない。

津山で過した青春の日々、はからずも悲恋に落ちいった嶺雲の心をゆるがした
鐘の音こそは、当時の梵鐘であった。

公孫樹下に立って見れば、今も、泣菫のそして嶺雲の哀歓がひしひしと感じ
られる。

あじさいの描かれた腰高障子(市重要文化財) 多宝塔(眺望よし)(現地案内板より)

花の見所 アジサイ、3,000株、50種、花季6月中旬~7月上旬
交通 JR津山線津山口駅より徒歩5分、

中国自動車道院庄ICより車約20分

駐車場 普通車20台

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