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西門近景ー鬼城山ー

西門近景ー鬼城山ー

鬼ノ城は、四ヶ所に城門を設けています。いずれも掘立柱(ほったてばしら)の城門で、通路床面に大きな石を敷き、床面と城門前面に2m近い段差を持つ(懸門ーけんもん)ことを特徴としています。
西門は、南門と同規模の大型の城門で間口3間(12.3m)、中央1間を通路とし、2間の奥行を持ち、12本の柱で上屋(うわや)を支えます。
柱は一辺最大60cmの角柱を2mほども埋め込んでいます。
本柱に合わせたくり込み、方立(ほうたて)柱穴、軸摺(じくずり)穴、蹴放(けはなし)しが一体的に加工された門礎(もんそ)をもつのは、鬼ノ城のもののみです。
西門は日本最大の古代山城大野城の大宰府口(だざいふぐち)城門(間口8.85m)をしのぐ、壮大堅固な城門です。
平成19年3月 総社市教育委員会(現地案内板)
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