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角楼ー鬼城山ー

角楼ー鬼城山ー

角楼は城壁の一部を外側へ拡張し、城壁に取り付いた敵兵を攻撃できるようにしている。
この場所が西門に近いことや背面の防御を考え設置した施設と考えられる。
また、城内側には石段が設けられている。平成18年1月(現地案内板より)

角楼―城壁の死角を補うために、さまざまの施設がつくられています。その多くは、城壁に対して長方形に突き出しており、隅角にあるものを角楼といいます。
この角楼は正面側約13m、奥行き側約4mを、大きな石を積んで石垣をつくり、その左右も石垣にして強固なものにしています。
角楼の石垣の間には、およそ3.1-4mの間隔で一辺50cmの角柱が合計6本建っていました。
石垣の元の高さはわかりませんが、その上には土を少しずつ入れて突き固めた版築よる盛り土があり、もとはかなりの高さを保っていたようです。
この角楼にどのような防御施設があったのかは、具体的には判っていません。
また城外側には巾1.5mの敷石が巡っています。さらに城内からの昇降には6-7段の石段がつくられています。
角楼があること、角楼の石垣の間に柱が建つこと、敷石があることなど、日本の古代山城では初の発見例であり、中国や朝鮮半島の城づくりの影響が色濃く伺えます。
ここは、背面側の重要な施設であり、強固な防衛施設をつくって敵を防ぐとともに西門の防備も意図したものと思われます。
                  平成9年7月 総社市教育委員会(現地案内板)

角楼があること、角楼の石垣の間に柱が建つこと、敷石があることなど、日本の古代山城では初の発見例であり、中国や朝鮮半島の城づくりの影響が色濃く伺えます。
ここは、背面側の重要な施設であり、強固な防衛施設をつくって敵を防ぐとともに西門の防備も意図したものと思われます。
                       平成9年7月 総社市教育委員会(現地案内板)
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