乗り出し岩ー源平藤戸合戦ー
県道倉敷・玉野線(22号線)くらしき山陽ハイツ(休館中)への入口より少し倉敷寄りの道路脇にある単なる石。歴史を知れば、この石の意味やこの付近の地形に興味が湧いてくる。佐々木盛綱が対岸児島の平家打倒の為、馬で漁師に教わった浅瀬に乗り出した岩。
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名称 | 乗り出し岩ー源平藤戸合戦ー |
所在地 | 〒710-0031 倉敷市有城591-1 |
TEL | ー |
概要 | 本土から児島へ渡る要衝の地藤戸に、元暦元年(1184)12月源平両軍が藤戸海峡をはさみ対陣した。船を持たない源氏に対し、平氏は船を漕ぎ出してきて渡ってこいと差し招くのであった。
この挑発に源氏の武将たちは無念の思いで浜に「くつわ」を並べ海を眺めるばかりであった。 戦況はこう着状態となった。 この沈滞した空気をうち破ったのが佐々木盛綱であった。 彼は浦人から対岸に通じる一条の浅瀬を教えられた。 勇躍波浪凌ぐ寒中をものともせず、この岩鼻から馬おどらせ乗り出し、一気に海中を押し渡り先陣の偉効をたて、平氏を屋島へと敗走させた。 藤戸合戦の三ヵ月後の文治元年3月、平氏一門は壇ノ浦で滅び去った。 藤戸史跡保存会(現地案内板より) 倉敷・玉野線(旧県道22号線)沿い、くらしき山陽ハイツの入口の少し倉敷寄りにある。 |
交通 | JR山陽本線倉敷駅より車約15分、
瀬戸中央自動車道早島ICより車約10分 |
駐車場 | 無し |