大谷1号墳

大谷1号墳

大谷1号墳

7世紀後半築造の、3段の墳丘と前面に2段の基壇をもつ5段積みという全国的にも例のない方墳で、東西で22.7m、南北で16.2m、高さは1段目から墳頂まで8mという規模。過去の発掘例でも天皇クラス以外にはない。副葬品と合わせて大和政権と深い関わりのあった高位の人物のものと考えられる。

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名称  岡山県指定史跡 大谷(おおや)1号墳 平成元年4月4日指定
所在地  〒716-1422 真庭市上中津井404
TEL  0866-52-2111
特色 石室ー両袖式の横穴式で、切石を積み上げて築かれている。

埋葬ー木棺と陶棺の2種類の方法が用いられている。

陶棺ー大谷・定古墳群中で唯一の須恵質のもの。

石室内はすでに盗掘されていたが、奥壁に沿ったところに金銅装環頭太刀と金銅製品が
盗難から免れ遺っており岡山県の重要文化財に指定されている。

文化財 岡山県指定重要文化財 金銅装双龍環頭太刀
石室の奥壁に沿う形で出土。

全体を金色で飾った大変豪奢な作りで、全長は110cm。

柄頭には二つの龍が向き合い玉を噛む姿を表した彫刻が施されている。

岡山県指定重要文化財 金銅製品
環頭太刀の鞘尻付近で出土。

長さ10cm、幅7cmで精巧に作られている。
儀杖の先端として用いられていたと考えられる。

差し込まれていた柄の一部が遺っている。

具体的な用途については不明ですが、環頭太刀などとともに権威の象徴として
の意味を持っていたと考えられる。(現地案内板)

交通  中国自動車道北房ICより車で約10分
駐車場  普通車10台、バス2台

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