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近年の除草剤の発達などで、水田に関係した雑草に絶滅が心配されるものが増えています。雑草の絶滅は、農業にとって歓迎すべきこととも言えますが、実は多くの作物は雑草を改良して作ったものなのです。
今後も、雑草と呼ばれている植物の中に、将来役立つものも少なくないと考えられています。そうしたことから、この場所を岡山県で絶滅しそうな水田雑草を保護し、観察する場所としました。
水田雑草は、2千年に及ぶ稲作農業に適応し、そうした環境の中でしか安定した生育は望めず、水田を止めて放置すれば、他の植物に生育地を奪われて絶滅すると言われています。
このため水田雑草を保護するには、稲作水田と同じ環境を作ってやることが必要なのです。
今、ここでは、デンジソウ、ミズアオイなどを育てています。
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