岡隆山 薬王寺跡

岡隆山薬王寺跡

岡隆山薬王寺跡

薬王寺は、奈良時代の報恩大師ゆかりの備前48ヶ寺の一つ。平安、鎌倉、南北朝、室町時代にかけては、五反余の寺域に、三院(乾生院、西浄院、成就院)、六堂(薬師堂、大師堂、観音堂、仁王堂、阿弥陀堂、十王堂)が建ち並ぶ大寺院で、日常多数の参拝者でたいへんなにぎわいであったと伝えられている。

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名称  岡隆山(こうりゅうざん) 薬王寺跡
所在地  瀬戸内市長船町福岡
TEL  0869-22-3953 瀬戸内市観光協会長船支部
主要展示品  本尊は薬師如来。

江戸時代に入り、寛文6(1666)年、藩主池田光政の寺院整理で、薬王寺も廃寺の憂き目
にあい、本尊薬師如来は、小豆島の寺院へ、三院、六堂もそれぞれ他地域の寺院へ移され、
北門鎮守の稲荷社、鬼門魔よけの地蔵堂の他の建物は、全部取り払い廃棄された。

その後、信徒達の本尊取り戻し信仰したき旨の熱心なる願いが藩より許可されたので、
二間に四間半の薬師堂を再建して本尊を迎え、僧一人を住まわせてこれを祭り、
以来、地域の人々の熱心な信仰により、大正の終わりまでその状態が続いていた。

現在の堂宇は、大正15(1926)年に改修されたもので、今は無住。

邑久郡北巡り八十八ヶ所霊場の第二番札所にもなっている。

境内にある墓石は、信徒である東原一統の元祖東原左京之尉夫妻
(道栄禅定門・妙栄禅定門尼)のもの。

昭和16年10月  備前福岡史跡保存会(現地案内板)

交通  JR赤穂線長船駅より徒歩約15分、

山陽自動車道山陽ICより車で約20分

駐車場  妙興寺北、仲崎邸横駐車場

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