日本三大稲荷 最上稲荷教総本山 妙教寺

最上稲荷本殿ー霊光殿ー

最上稲荷本殿ー霊光殿ー

最上稲荷教総本山 妙教寺は、約1,200年前に報恩大師が創建した日本三大稲荷の一つで神仏混合の姿を今も残し、五穀豊穣・商売繁盛の神として通称 高松 最上稲荷と呼ばれ、全国から幅広い善男善女の信仰を集めている。

奥之院への参道は季節の変化を感じることが出来、見晴らしも良いお勧めの散歩道。

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最上稲荷 霊応殿

最上稲荷 霊応殿

最上稲荷 霊応殿

霊応殿(最上稲荷 旧本殿)は、寛保元年(1741年)、最上稲荷七世日道聖人(1704~1769)によって再建された。本殿、経王殿、拝殿、前殿の四棟からなり、屋根は総て檜皮葺。一直線に配されており、中世の寺社の特徴を有する。

最上稲荷 縁の末社

最上稲荷 縁の末社

最上稲荷 縁の末社

縁の末社には、良縁をお願いする縁結びの社、縁引天王と、悪縁を断つためにお参りする離別天王が並んで祀られている。先ず悪縁を断つために離別天王にお参りし、悪縁退散をお願いした後に、縁引天王に良縁成就をお願いしに参るのが良い。

名称  日本三大稲荷 高松最上稲荷
所在地  岡山市北区高松稲荷712
TEL  086-287-3700
ご本尊 最上位経王大菩薩(最上さま)ー法華経の精神をこころに、お慈悲をもらって我々の苦しみを和らげ安らぎをお与えになる尊い存在という意味が込められたお名前。
概要  奈良時代の天平勝宝4(752)年に報恩大師が創建したと伝えられ、今では珍しい神仏習合の形を残している。

京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷と並んで日本三大稲荷の一つに数えられている。

歴史 奈良時代の天平勝宝4(752)年に報恩大師が八畳岩でご本尊の最上位経王大菩薩(最上さま)を感得されたことに始まる。

爾来、龍王山神宮寺として繁栄を極めたが、羽柴秀吉の備中高松城攻めの際、戦火により堂宇焼失するもご本尊の最上さまだけは八畳岩の下の元宮と呼ばれる場所に安置され難を免れた。

新たに領主となった花房公が、1601年(慶長6年)関東より池上本門寺16世・日樹聖人高弟・日円聖人を招かれ、寺名も「稲荷山妙教寺」と改め、最上さまの霊跡を復興された。(参詣のしおりを参考)

ご利益 五穀豊穣、商売繁盛、開運など
年中行事 新春開運大祈願祭ー元旦~十五日、

節分豆まき式ー二月節分の日、

初午祭ー二月節分後の最初の午の日、

春季彼岸会ー三月彼岸入の日、

花まつりー四月八日、

比島観音年次祭ー五月三日、

鑽仰茶会ー五月(中旬)、

清正公祭ー五月第三木曜日、

妙見祭ー六月第二日曜日、

開山報恩大師会・報恩忌俳句大会ー六月二十八日、

七夕まつりー七月七日、

夏季大祭ー七月第三日曜日、

盂蘭盆会ー八月十三日~十五日、

最上位経王大菩薩年次祭ー九月十五日、

秋季彼岸会ー九月彼岸の中日、

印塚祭ー十月一日、

御会式ー十月十六日、

七五三まつりー十一月一日~三十日、

お火たき大祭ー十二月第二日曜日とその前日、

終年感謝祭ー十二月二十九日、

朔日参りー毎月一日(朔日の市も開催ーただし、一月、二月を除く)、

縁の末社で両縁参りー毎月七日(一月を除く)、

三十番神特別祈祷ー毎月二十二日、

水子観音月例祭ー毎月第四土曜日(十二月と一月を除く)

参拝時間  原則として境内は自由、稲荷窓口は5:30~19:00
交通  JR吉備線備中高松駅より車約5分、

JR岡山駅より稲荷山行バス40分、終点下車徒歩10分、

岡山自動車道岡山総社ICより車約10分

駐車場  周辺に民間の有料駐車場が有る。普通車5,000台、バスも可能
高松最上稲荷パノラマ

高松最上稲荷

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最上稲荷 七十七末社

最上稲荷 七十七末社

最上稲荷 七十七末社

七十七末社は、最上稲荷ご本尊の最上位経王大菩薩(最上様)にお仕えし衆生救済の手助けをする神様(諸天王)が、霊応殿(旧本殿)を取り巻くように、また、その両脇の参道に祀られている。ご利益ー厄除け、商売繁昌、縁談、安産、建築など多数。

根本大堂ー最上稲荷ー

根本大堂ー最上稲荷ー

根本大堂ー最上稲荷ー

最上稲荷の根本大堂(こんぽんだいどう)は、1881年に妙教寺、日諒聖人(にちりょうしょうにん)によって再建された妙教寺本堂。一塔両尊四士(いっとうりょうそんしし)、高祖日蓮聖人、開祖報恩大師、(ほうおんだいし)をお祀りしている。

大客殿ー最上稲荷ー

大客殿ー最上稲荷ー

大客殿ー最上稲荷ー

最上稲荷の大客殿は、1916年に妙教寺二十世日勝聖人により再建。大客殿には、東西18m、南北36mの規模を持つ池泉回遊式の庭園がある。力強い石組が特徴。

妙教寺 山門ー最上稲荷ー

妙教寺 山門ー最上稲荷ー

妙教寺 山門ー最上稲荷ー

妙教寺 山門は、最上稲荷山 妙教寺 本堂の正面に建つ切妻造本瓦葺の一間一戸藥医門。建立は1921年。国の登録有形文化財ー2009年10月8日登録ー

新年の妙見堂

新年の妙見堂

妙見堂ー最上稲荷ー

最上稲荷 妙見堂には、備中高松城の守護神として祀られていた北辰妙見大菩薩の尊像をお祀りしている。妙見堂は、縁の末社右横から、備中高松城水攻めを行った羽柴秀吉が軍議を行った古跡と伝わる「一の丸跡」へ上る途中にある。

最上稲荷 一の丸

最上稲荷 一の丸跡

最上稲荷 一の丸跡

最上稲荷の境内東部にある一の丸は、高松城水攻めの戦いで羽柴秀吉が最初に陣を構えた地。天正10年(1582年)4月、毛利軍の東の守り「備中七城」を攻めるため備中高松稲荷のある龍王山に本陣を構え砦を築く。ここ一の丸は秀吉が軍議を行った古跡と伝わっている。

本滝ー最上稲荷ー

本滝ー最上稲荷ー

本滝ー最上稲荷ー

本滝は、最上稲荷の旧本殿から奥の院への参道の登り口近くにある行場。7月第3日曜日に執行される「夏季大会」の舞台となる。1974年に現在地に移転。これは、八大龍王のお祭りで、五穀豊穣、水難退散、除災得幸などを願っての開運祈願が行われる。

八畳岩ー最上稲荷ー

八畳岩ー最上稲荷ー

八畳岩ー最上稲荷ー

報恩大師孝謙天皇の病気平癒のため八丈岩の岩窟に籠もり観世音菩薩普門品の呪を唱えて祈願されたところ最上尊が降臨された霊地。岩上部の平面は畳が八畳敷ける広さがあるためこの名が付いたといわれ、備中高松城跡などを一望できる景勝の地。

題目岩・鬼子母神

題目岩・鬼子母神

題目岩・鬼子母神

題目岩・鬼子母神ー題目岩という名称は、高さ約8メートルの巨岩に刻まれた「南無妙法蓮華経」の文字に由来する。その隣に刻まれているのは法華経の守護神・鬼子母神のお姿で、共に妙教寺十五世日方聖人により19世紀半ばに掘られたもの。

本堂ー最上稲荷奥之院一乗寺ー

一乗寺 本堂

一乗寺 本堂

最上稲荷から奥之院参道を登って行くと、竜王山山頂にある、最上稲荷の奥の院に達する。ここには、麓の最上稲荷に比べ訪れる人も少なく、ひっそりとしていて訪れるたびに四季の変化を身近に感じることが出来る。

仁王門

仁王門

仁王門

最上稲荷の仁王門は、インドの殿堂様式を取り入れた石材建造物で、両脇には金色に輝く仁王像が安置されている。旧仁王門が昭和25年(1950年)の山火事で焼失したことから火難に強いものをという発想から石造となった。平成21年(2009年)1月に国の登録有形文化財に登録。

新年の最上稲荷参道

新年の最上稲荷参道

新年の最上稲荷参道

最上稲荷の仁王門は、インドの殿堂様式を取り入れた石材建造物で、両脇には金色に輝く仁王像が安置されている。旧仁王門が昭和25年(1950年)の山火事で焼失したことから火難に強いものをという発想から石造となった。平成21年(2009年)1月に国の登録有形文化財に登録。

最上稲荷 大鳥居

最上稲荷 大鳥居

最上稲荷 大鳥居

最上稲荷参道にあるベンガラ色の大鳥居は、昭和47年12月24日 、最上稲荷開山1,200年記念事業の一つとして、一.世界連邦 恒久平和のために、一.人命尊重 交通安全のために、一.開運招福 光輪拡大のために、という三大誓願のもとに建立された。

妙教寺 宿坊 顕妙閣

妙教寺 宿坊 顕妙閣

妙教寺 宿坊 顕妙閣

高松 最上稲荷 妙教寺の宿坊 顕妙閣。1階ー大広間(和室 48畳、収容人員48名)、研修室、2階ー受付、特別室、食堂、3階ー客室5部屋(和室10畳・バルコニー付)、浴室・洗面所、瞑想室22畳、宿泊人員ー30名、駐車場ー収容台数15台。

高松 最上稲荷 図書館

高松 最上稲荷 図書館

高松 最上稲荷 図書館

高松 最上稲荷 図書館は、仏教書を中心に約2万冊を収蔵する私立図書館。利用は予約制。開館時間:10:00~15:00、希望日の前日までに連絡が必要。

高松 最上稲荷 納骨堂

高松 最上稲荷 納骨堂

高松 最上稲荷 納骨堂

高松 最上稲荷 納骨堂は、建物内にある参拝所に、カード一枚を持参してそこに置くだけで、目の前に墓石が表れてくる墓参施設。後継者がいなくて墓じまいを考えている方や墓地の維持管理が困難な方、納骨の費用を軽減したい方などに最適。

最上稲荷の文化財

最上稲荷の文化財

最上稲荷の文化財

最上稲荷 妙教寺では、その神仏習合の特徴を表した景観が評価され、江戸末期から昭和初期に建立された以下の建物が国の登録有形文化財に指定されている。指定年月日ー平成21年(2009年)1月22日。

新年の高松 最上稲荷

新年の高松 最上稲荷

新年の高松 最上稲荷

高松最上稲荷の初詣客は、三が日で50万人~60万人といわれ、岡山県内でも最大の参詣者数を誇る。その為、この日に備えて周辺には5,000台にのぼる民間駐車場が準備されている。周辺道路は異常な渋滞となるので参詣の日時の工夫が必要。

最上稲荷 案内図

最上稲荷 案内図

最上稲荷 案内図

最上稲荷教総本山 妙教寺境内は、竜王山の山懐に抱かれた広大な敷地に、本殿(霊光殿)の建つ祈祷ゾーン、旧本殿(霊応殿)や七十七末社などの建つ文化財ゾーン、根本大堂や大客殿の建つ供養ゾーンの三段に分かれて開かれている。

最上稲荷 駐車場

最上稲荷 駐車場

最上稲荷 駐車場

高松 最上稲荷には、正月三が日で50万人~60万人の初詣客が訪れるため、周辺には広大な駐車場が広がっている。一方、特に土・日・祝日を除いた、行事の無い平日には参拝客もまばらで、仁王門から近い常盤堂駐車場は無料で開放されている。

八丈岩からの眺めー最上稲荷ー

八丈岩からの眺め

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