上寺山 餘慶寺 本堂

餘慶寺 本堂

古くは、日待山日輪寺と称し、備前四十八ヶ寺の一つ。中国地方でも他に類を見ない程多くの塔頭を有していて、山内には、かっては七院十三坊といわれた塔頭は、恵亮院、本乗院、吉祥院、定光院、明王院、圓乗院の六院が現存している。

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名称  中国観音霊場 第二番札所 上寺山 餘慶寺(よけいじ)
所在地  〒701-4232 瀬戸内市邑久町北島1187
TEL  086-942-0186
宗派  天台宗
本尊  千手観音菩薩(東向き観音)
開山  報恩大師 平安時代ー慈覚大師再興
概要  上寺山余慶寺は天平勝宝元(749)年報恩大師によって開山され、以来1,250年以上
の法統承継が続いている。

余慶寺は、往古には日待山日輪寺と称し、備前48ヶ寺のひとつとして栄えた。

平安時代には慈覚大師が再興し本覚寺と改めた。

その後、近衛天皇の勅願所となり上寺山余慶寺と改め、国家の安泰と五穀豊穣を祈願した。

武家時代には赤松則宗公の信仰を得て、さらには宇喜多氏、池田藩主の尊宗と保護を得て
おおいに栄えた。

山内(標高約60m)には観音堂、薬師堂、三重塔、地蔵堂、鐘楼、日吉社、愛宕社、
開山堂などの諸堂が伽藍を連ねる。

本堂は観音堂で、祀られている千手観音は古くより「東向き観音」と名高く、多くの霊験
をあらわしてきた。

かっては七院十三坊といわれた塔頭は、恵亮院、本乗院、吉祥院、定光院、明王院、圓乗院
の六院が現存している。

これらの塔頭の多さは中国地方でもあまり他の例を見ない。

さらに山内は豊原北島神社とも隣接し、平安時代より発展した神仏習合の姿を遺存し
ている。(現地案内板)

本堂 国指定重要文化財 餘慶寺本堂(よけいじほんどう) 昭和54年5月21日指定、

観音堂

棟札によると永禄13年(1570)に建立、正徳4年(1714)に再建されたもので、正面の
向唐破風などは江戸時代に付け加えられたものである。入母屋造、本瓦葺。

大棟が短く隅棟が長い特殊な構造になっているが、それぞれの棟線が美しく、寺院本堂
としては、まれにみる姿になっている。

細部では拝の懸魚、軒の組物、下陣の大虹梁、正面の菱欄間などにすぐれた意匠と高い技術
を見ることが出来る。

正面の須弥壇には慈覚大師御作と伝えられる秘仏千手千眼観世音菩薩、さらに御前仏には
観音聖地普陀山より勧請した御像をお祀りし、両脇には右に天台大師、左に伝教大師を
お祀りしている。

千手観世音菩薩の御真言 「おん ばさだるま きりそわか」(現地案内板)

三重塔 岡山県指定重要文化財 餘慶寺三重塔(よけいじさんじゅうのとう) 平成14年3月12日指定、

文化12(1815)年に完成。

低い二重基壇の上に擬宝珠高欄付きの縁をめぐらせて建ち、和様を主に唐様も加えている。

棟札には、田淵市左衛門繁数・同宇三郎勝孝らの大工名が記されており、邑久大工の系譜や
建築様式を知る上でも貴重。(県観光便覧)

 交通  JR赤穂線西大寺駅より車約10分、

岡山ブルーライン瀬戸内ICより車約5分、

岡山ブルーライン西大寺ICより車約5分

駐車場  普通車20台、バス2台

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