JR倉敷駅

JR倉敷駅

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山陽鉄道(現在のJR山陽本線)が倉敷まで開通し倉敷駅が出来たのは明治24(1891)年、倉敷の中心は倉敷川に面した倉庫街(現在の倉敷美観地区)から倉敷駅に次第に移ってきた。

駅の南口に地方路線、北口に長距離路線のバスターミナルがあり、南口は全国有数の観光地、倉敷美観地区(江戸~大正の街)への玄関、北口は、アリオ倉敷、三井アウトレットモール倉敷、イオンモール倉敷など(平成の街)への玄関となっている。
また、南口から国道429号線を挟んだ向かい側からは倉敷美観地区まで伸びる元町通に並行するようにショッピングセンター(昭和の街)のアーケードが連なっている。

山陽鉄道の岡山県内敷設計画に当っては、岡山平野南部を通す案と北部を通す案があり、当時物資輸送の主流であった水運業界との間ではかなり激しい論争があったと言われている。高瀬舟の拠点となっていた西大寺や玉島では、水運業界や製塩業者からの強い反対があり北ルートが選ばれている。

現在のJR倉敷駅は、山陽本線の他山陰の米子方面へ延びる伯備線ー大正14(1925)年豪渓まで開通ーとの分岐点。また日本有数の臨海工業地帯、水島への貨客輸送を担う水島臨界鉄道ー昭和45(1970)年開通ーの起点ともなっている。(写真は天満屋倉敷店横2F遊歩道より)