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蛙が鼻築堤跡

蛙が鼻築堤跡

秀吉は高松城の攻略を、軍師黒田官兵衛の策を採用して水攻めにし、城地の南東約700mの山根ー蛙ケ鼻(かわずがはな)-から、西北西約1,500mの足守川上流まで約3㎞の堤防を、わずか12日間で築いたと伝えられている。
堤防の内側は約200haの人造湖となり、外側には部隊を布陣させ、城を逆封鎖してしまった。
江戸時代の地誌類では、基底部幅24m、高さ8m、上幅12mの大堰堤(だいえんてい)と記録されている。
近年の一部発掘調査によって基底部幅約22~24m(12~13間)ということが確認され、築堤に際して土留めなどに使われたと思われる木杭や、土俵、むしろ等が確認された。
            平成15年4月 岡山市・岡山市教育委員会(現地案内版)
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