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案内図ー鍛冶屋谷たたら遺跡ー

案内図ー鍛冶屋谷たたら遺跡ー

見取図の説明
1.溶鉱炉跡ー「たたら」の中心となるもの。
高殿と呼ばれる木造平屋建てで、10間(18メートル)の正方形の建物の中心部に設けられ、長方形の粘土の炉の両側に天秤ふいごをそなえ、木炭と砂鉄を交互に投入し3~4昼夜間不眠不休で操業する。
炉底にできたケラとゆう鉄塊は炉を壊して引き出す、
1回の操業を一代(ひとよ)といい、炉は操業毎に築きかえる。
2.砂鉄置場跡ー「鉄穴(かんな)流し」で採取した砂鉄を保管した場所。砂鉄は「コガネ」と呼び、赤目と真砂に大別される。
3.元小屋と山内小屋(さんないごや)跡ー元小屋は山内全体を差配する事務所で、砂鉄・木炭などの原料の受払いや、製品の出荷、労働者の食糧など管理運営をとりしきり、「たたら」施設が見渡せる場所である。山内小屋は労働者や家族の生活居住建物で、これらの建物跡と推定される。
4.金屋子神(かなやこじん)祭祀跡ー金屋小神は「たたら」の守護神で、近年祭祀跡に祠が建立された。
5.稲荷神社跡ー稲荷神社祭祀跡がみられる。
上端にかって楢の巨木が有り、この水に触れると神罰があると伝えられている。
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