カーニュ・シュル・メール
カーニュ・シュル・メールは、グルマルディ城が中央に位置する城壁に囲まれた中世の村、「オ・ド・カーニュ」、ルノワールのアトリエのある丘「レ・コレット」及び国鉄駅周辺の市街地からなっている。オ・ド・カーニュからの地中海の眺めは素晴らしい。
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ルノワールが1907年から78歳でなくなるまで、リュウマチと戦いながら晩年の12年間絵を描き続けた家。室内には車椅子やパレット、イーゼルなどが生前の絵を描いていた当時そのまま残されているのでルノワールが今もここで創作活動をしているかのような錯覚に陥る。
ルノワールが晩年の12年間を過ごしたと言われるの家の庭で、「コレット荘風景」と題する絵にもなっている。当時からこの付近には、樹齢数百年~千年のオリーブの木が茂っており、ルノワールの愛する風景であった。
ルノワールが描いた絵「コレット荘の納屋」のモデルとなった古い農家。ルノワールがこの土地を買い取った時にはオリーブ畑に付いた農家だった。そのたたずまいがあまりにも周囲の風景とマッチしていたのでそのまま納屋として使用し、別に母屋を新築した。
ルノワールをはじめ藤田嗣治、モディリアニなど多くの画家や作家の愛した街としても知られている。
アクセス
鉄道:ニースから約16分 1時間に1~3本運行
住宅街の入口で、バスを降りてルノワールの家まで歩く(オーギュスト・ルノワー通りだったと思われる)途中の住宅街。南フランスの住宅街には緑と花がいっぱい。緑の大切さを強く感じる。家並の向こうには地中海が見え隠れしている。南フランスらしい明るい風景だ。
オ・ド・カーニュ地区にあるモナコのグルマルディ王家ゆかりの城。藤田嗣治 シャガール ジャン・コクトー マリ・ローランサンなどコート・ダジュールを愛した画家たちの絵が展示されている地中海近代美術館 市立美術館 オリーブ博物館などの美術館が入っている。
ルノワールの庭園のオリーブの間からの眺め。古い鷲の巣村の一つ。中央に見えるのはグリマルディ城。ルノワールの庭園へは、ルノワールを訪ねてモネ、マティスやロダンを始め安井曽太郎、梅原龍三郎 小出楢重等も訪れている。
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