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不死鳥の大樹
この大銀杏の木は吉川英治原作、小説「宮本武蔵」に登場する千年杉のモデルとなりました。
武蔵が千年杉に吊り下げられ、山寺の和尚さまに彼の人生について猛省を促される有名な場面があります。
大銀杏は昭和55年夏、落雷の直撃により無残にも瀕死状態となり、樹齢400年の大樹の終焉をはかなみ、あらゆる蘇生の方策を施しましたが回復するに至りませんでした。
しかし、翌々年、北村団平師(岡山県作東町)によって大木の周囲に十数本の若い銀杏が植樹され、胴部に接木する大手術を施したところ見事に蘇生しました。
この出来事はテレビ、新聞などによって全国に報道され「よみがえった不死鳥の大樹」として人々に深い感銘を与えました。
昭和63年当山の開山1250年を記念するとともに自らの命を避雷針としてささげ当山建造物を守り身代わりとなったこの大木に感謝の意をこめ日本放送協会のご協力で武蔵・お通の銅像が建立されました。
              別格本山 大聖寺(現地案内板)
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