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浮洲岩跡ー源平藤戸合戦ー

浮洲岩跡ー源平藤戸合戦ー

(うきすいわあと)
ここは浮州岩とよぶ岩礁の跡である。
藤戸海峡が東西に通じていた頃、海の難所として知られ、寿永3年(1184)11月7日源平両軍が戦った古戦場として有名である。
また織田信長が錦に包んで二条御所に運んだ藤戸石、豊臣秀吉はこの石を醍醐三宝院の庭に移して主人石に立てた、天下の名石の出たところでもある。
歳月は流れて藤戸海は平野と化し、この辺りも備前藩が干拓したが、浮州岩の沼沢はそのまま残して海峡の昔を伝える史跡とした。
標石には正保2年(1645)の造立銘がある。
     昭和59年拾月吉日 巌津政右衛門撰(現地案内板より)