医王山佛教寺

佛教寺本堂

佛教寺本堂

創建は奈良時代の和銅3(710)年という古刹で、盛時には49坊院が建ち並び、美作地方における一大道場を形成していたが、戦国時代に兵火に罹って大半の院坊を焼失したという。本堂は元の文殊堂を明治20(1887)年に移築したもので、かっての姿をしのぶものとしては雄大な山門(八脚重層門)だけとなっている。

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名称  美作西国三十三所観音霊場 第21番 医王山 佛教寺
中国四十九薬師霊場 第7番 医王山 佛教寺
所在地  〒709-3622 久米南町仏教寺84
TEL  0867-28-2181
文化財

 

 

 岡山県指定重要文化財 石造美術 仏教寺石造宝篋印塔 昭和34年3月27日指定
 岡山県指定重要文化財 建造物 佛教寺鎮守社本殿 附天保6年棟札1枚 平成19年3月16日指定
 岡山県指定重要文化財 バンバ踊 昭和31年4月1日指定、
 「白いすげ笠に、しで(幣)を切りかけて、バンバとおどれば雨が降る・」これは、
バンバ踊りの歌詞の一節である。

古来から、旱天に際し、雨乞いの習俗が各地にあるが、この踊りは、美作地方に旱天の続いた
寛永13年(1636年、江戸期 将軍家光の時)、国主森長継は寺内鎮守の龍王祠に祈請して
慈雨を得ることができた。

この慈雨奉謝祭を起源としているバンバ踊りである。

昭和に入って8年、23年、30年、53年と請雨祈願が行なわれ、その度毎に慈雨を得て、この
踊りが奉納された。

佛教寺金剛力士像 岡山県重要文化財 昭和55年4月8日指定、
仁王門は、昔は本堂の東南2町にあったが、現在は本堂前の石段の中段に建立してある門の
中に2躯の木像金剛力士像がある。

本堂に向って右側の阿形像の背部内面左肩に縦書きで建長元年己酉3月20日を墨書している。

2躯共に桧材・寄木造・王眼・彩色・阿形像高295.5cm・面幅32.0cm、足を開き裳の裾を
左右に靡かせて右手を広げ左肩に金剛杵を担う姿の立像、彩色殆剥落している。

吽形総高270.0cm・面幅32.0cm、足を開き右肘を張り、左手に金剛杵をさげた姿の立像。

2躯共に太目、大ぶりの衣丈の彫りが目立つが、迫力のある忿怒相は原作のよさを想像させる。

自然公園 郷土自然保護地域 仏教寺 昭和57年3月19日指定、

シイノキの巨木を中心とした常緑広葉樹林(2.50ha)

交通 JR津山線弓削駅から車で約10分、

中国自動車道院庄ICより車で約30分

駐車場  普通車20台、バス2台

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