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豊川稲荷ー定林寺ー

豊川稲荷ー定林寺ー

御祭神=豊川荼吉尼尊天(豊川?枳尼真天) 御祭神は白狐のうえに乗っておられます。
当山「定林寺」の鎮守・福円満息災延命の守護神 商売繁盛の祈願でも有名です。
「縁起」   「勧請文」
余坐禅を了(終)りて方丈に帰り看経(経を黙読)し折柄、丈室(方丈の室)の庭園にありて真横の声を聞く、出てこれを点検するに二頭の白狐あり、一は経巻を食み一は宝珠を持す。
余不審の次いで、汝何の為に出頭するやと、白狐瞑目して却下に進み経巻を捧ぐ。ひもとくと三州豊川閣よりの金光明最勝福徳円満宝珠経なり。
余ひそかに案ずるに是山門興隆の奇瑞なりと感じ、更に語を改めて汝真に奇特の至りなり、願わくはこの地にとどまりて我が藩主を守り、藩中万民の福円満息災延命の守護をなすべし、然れば即ち直ちに豊川尊天の御分霊を歓請して永く当山の守護神に祭らんと。
白狐歓喜踊躍黙礼して、裏山に影を没す。
翌朝、君公に之が言上をなすと共に、一方有縁の信者と語り一宇を建立し以て当山の守護となす。
ここに略して豊川尊天の縁起となす。
     享保19(1734)年10月22日
       当山第九世 仁山良義 記之
            常林寺(現地案内板)

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