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旧児島駅ー児島風の道ー

旧児島駅ー児島風の道ー

「風の道」は、旧下津井電鉄の軌道敷の跡です。
下津井電鉄は大正2(1913)年に茶屋町~味野(現在の児島)間(14.5km)、翌年大正3(1914)年には味野~下津井間(6.5km)の全線21.0kmを蒸気動力にて開通されました。
昭和24(1949)年には電化工事も完成し、地元産業(特に縫製業)に大きな貢献を果たし、最盛期の昭和30年代の後半には年間280万人もの客を運んでいました。
その後、全国でも非常に珍しいナロゲージ(軌道、軌間762mm)で鉄道ファンの人気を集めるなど多くの人に愛されていましたが、地元住民から惜しまれる中で平成2(1990)年に廃線となり、開通以来77年の歴史を閉じることとなりました。
現在では廃線となった下津井電気軌道の跡地(児島~下津井間約6.3km)を「風の道」として平成8(1996)年度から倉敷市によって歩行者・自転車道として整備されています。
中国自然歩道はこの「風の道」を経由して瀬戸内の他島美を楽しむことができます。(現地案内板)
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