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角楼・版築土塁ー鬼城山ー

角楼・版築土塁ー鬼城山ー

日本の古代山城では、初めて具体的に確認された特殊な施設です。
中国の城郭でいう「馬面(ばめん)」、朝鮮半島での「雉(ち)」に当たります。
ここは、尾根つづきで攻められやすいため、城壁の死角を補い防衛力を高めることを目的として、城壁の一部を長方形(13×4m)に張り出しています。
角楼の下半部は、両側の石垣と同じように石垣積みで、ほぼ4m間隔で一辺50cmの6本の角柱が石垣の間に建っていたことがわかりました。
また、城内側には、この施設への昇降のための石段も設けられています。
しかし、この上に建物などがあったかどうかは不明です。
最高所の鬼城山・西門と一体となって、強固な防衛ゾーンを形成しています。
          平成19年3月 総社市教育委員会(現地案内板)
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