妙福寺観音院

瀬戸内三十三観音霊場 海岸山 妙福寺観音院

妙福寺観音院

前島行フェリー乗り場から海沿いに10分ほど歩いた所、神功皇后ゆかりの五香宮の奥にある高野山真言宗の寺で、地元では東寺と呼ばれている。瀬戸内三十三観音霊場第6番札所で、現在の本堂は延享3(1746)年に再建とされている。

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名称  瀬戸内三十三観音霊場 海岸山 妙福寺観音院
所在地  瀬戸内市牛窓町牛窓2718
TEL  0869-34-2760
宗派  高野山真言宗
開基 桓武天皇の勅命により報恩大師が開基
本尊 千手観音
概要 備前48ヶ寺の1院でもある。

寛文6(1666)年、岡山藩主の寺院整理により破壊されるが、元禄7(1694)年、再興が
許され、元禄9(1696)年完成以来本堂天井に天女が描かれる。

本堂  市指定重要文化財 観音院本堂 平成16年11月1日指定、

創建は天平勝宝年間(749~756)。

現在の建物は鬼瓦の銘により延享3年(1746)に再建とされている。

平面形は正面五間、側面五間。前一間通りは外陣(げじん)で中央一間に向拝(こうはい)
をつけ、後一通りは下屋(げや)とする。

屋根は入母屋造(いりもやづくり)、本瓦葺、拝(おが)みに鰭付蕪懸魚
(ひれつきかぶらげぎょ)を吊る。

妻飾は大虹梁(だいこうりょう)の上に二重に虹梁をかけ、これを大瓶束(たいへいづか)、
蟇股(かえるまた)で支持する。

軒は二軒繁棰(ふたのきしげたるき)、組物(くみもの)は出組(でくみ)である。

本堂の価値は豪華な妻飾と華麗な内陣の意匠であり、これらは江戸時代中期の密教本堂
の様式を残すものとして高く評価できる。瀬戸内市教育委員会(現地案内板)

交通  JR赤穂線邑久駅より牛窓行バス20分、終点牛窓下車徒歩約10分、

岡山ブルーライン西大寺IC、または邑久ICより車約20分

駐車場  無し、牛窓港付近駐車場に短時間の駐車は可能

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