赤井堂地区ー日畑廃寺ー

赤井堂地区ー王墓の丘史跡公園ー

赤井堂地区

庄新町の団地のある王墓山の北東側にまわると古くからの吉備の国の農村の雰囲気をそのままに残した日畑集落がある。そして王墓山の北東麓、集落との間には広大な寺院跡が残されている。王墓山古墳を造った子孫たちの建立した寺院跡といわれている。

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名称  赤井堂地区 日畑廃寺(ひはたはいじ)ー王墓の丘史跡公園ー
所在地  倉敷市日畑
TEL  ー
概要  倉敷市市指定史跡 日畑廃寺(ひはたはいじ)昭和46年9月10日指定、

ー別名 赤井堂屋敷(あかいどうやしき)ー

白鳳(はくほう)時代(7世紀後半頃)に創建された備中国では有数の寺院跡である。

東に開く浅い谷間に位置し、赤井堂屋敷の地名が残されている。

現在一部見ることのできる花崗岩製の大形の礎石群は、七間四面の東向きの建物に
伴うものと見られる。

周辺の地形などと考え合わせ、王墓山を背に東面し一丁四方(100m四方)におよぶ広い
寺域に伽藍をととのえた雄姿を、この日畑の地にほこっていたことが想定される。

本廃寺から出土する古代瓦には、単弁蓮華文軒丸瓦(たんべんれんげもんのきまるがわら)
と吉備式と呼ばれる華麗な文様をもつ重弁蓮華文軒丸瓦の二種の軒丸瓦が知られており、
顎部(あごぶ)に波状文や凸帯文をもつ重弧文軒丸瓦(じゅうこもんのきまるがわら)を伴う。

なお、これらの瓦はここから約2.5km南西にある二子御堂奥(ふたごみどうおく)窯跡で
焼かれたことが判明している。倉敷市教育委員会(現地案内板)

交通  岡山自動車道岡山総社ICより車約20分、

山陽自動車道倉敷ICまたは岡山ICより約20分

駐車場  有り(王墓地区の駐車場)

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