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湿性植物園ー岡山県自然保護センターー

湿性植物園ー岡山県自然保護センターー

湿原や湿地などでは、サギソウ、トキソウなど最近絶滅に瀕している植物が多くなってきています。これには湿原が成立するような環境が激減しているという事実があります。ここではこうした植物をできる限り自然に近い状態で保護し、可能な範囲で管理しながら増殖をめざしています。
導入する植物は県内の湿原に見られるもので、ここの自然環境下で、自然な状態で生育可能な植物としています。
これまでは、こうした方針のもとで、サギソウ、トキソウ、モウセンゴケ、ミツガシワ、コバノトンボソウ、ホザキノミミカキグサ、コバギボウシなどの植物を導入し、増殖してきました。
今後は、ミコシギク、オグラセンノウ、ビッチュウフウロ、ヒメタヌキモなど県内でもすくなくなってきている種類を導入し、できる限り増殖できるような環境を創り出して増殖させるとともに、来訪者が見学できるようにと考えています。
また、向かって右側の谷は水質がやや富栄養ですので、比較的背の高くなる食物を、これに対して左の谷はやや貧栄養ですので、主に背の低い植物を植えるようにしています。(現地案内板)
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