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七重塔基壇跡ー備前国分寺跡ー

七重塔基壇跡ー備前国分寺跡ー

塔は国分寺を象徴する建物です。
「続日本紀」によると、その塔は七重塔で、中に鎮護国家を説いた経典を祀っていました。
建物は一辺8.91m(30尺)、高さ60m程度と想定され、一辺17.82m(60尺)の正方形の基礎(基壇)の上に建てられていました。
礎石は心柱を支えた心礎以外はすでになくなっていましたが、その下に置かれた根石によってその配置がわかりました。
基壇の側面を飾る石材等(基壇外装)は発見されず、階段も確認できませんでした。
建物は平安時代のうちに失われたと考えられます。
この塔の基壇は発掘調査成果から復元したもので、心礎は奈良時代から残る実物をそのまま残し、他は礎石位置に模擬礎石を置いています。
基壇外装は不明のため設けず、土が流れないように法面に芝を張りました。
木製の階段は復元基壇に登るために設置したものです。(現地案内板より)⇒七重塔復元想像図
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