田原用水水路橋

田原用水水路橋
江戸時代の元禄年間に岡山藩の郡代津田永忠らによって数々の技法を駆使して作られた。田原用水が小野田川を横切って渡るために架けられた石製の水路橋で、長さが12.97m、幅3.19mの県下最大規模のものである。全国的にも、その規模、技術水準の高さにおいて誇り得る貴重なものである。
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名称 | 岡山県指定重要文化財 建造物 田原用水水路橋ー石の懸樋(提供=赤磐市)ー 平成5年4月23日指定 |
所在地 | 赤磐市徳富 |
TEL | ー |
概要 | 田原用水は、備前藩主池田忠雄が田原上村(現和気町田原上)で、吉井川に井堰をつくって水を 取り入れた灌漑のための用水である。工事は、田原上村から長福寺村(現熊山町徳富)まで、用水路が開さくされ、寛永元年(1624) に釣井村(現熊山町釣井)の末分岐まで完成した。小野田川を渡して、瀬戸村(現瀬戸町)までの延長工事は、藩主綱政の時、元禄六、七年(1693~94) に着手し、元禄九年(1696)に完成した。 この期の工事のなかで一番技術的にむずかしかったのは、この石の水樋であった。 郡代津田永忠が招いた上方職人、河内屋治を頭領とする石工集団の革新的技術と、普請奉行近藤七助 石の懸樋は、岡山県の重要文化財に指定されていたが、昭和58年に小野田川堤防改修工事の際、 昭和58年7月 赤磐市教育委員会 赤磐市文化財保護委員会(現地案内板) |
交通 | 山陽自動車道山陽ICまたは和気ICより車で約15分 |
駐車場 | 無し |
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