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砥石城跡略測図

砥石城跡略測図

砥石城の縄張り
砥石城は、千町平野に向かって北に延びる標高約100mの砥石山尾根上に築かれた山城で、城郭(じょうかく)の構造がはっきり残っています。
縄張りは、五連郭の本城ー半島状に延びた尾根頂部の稜線(りょうせん)に沿う長方形の本丸・本丸の先端にある三段の曲輪(くるわ)・本丸の後方にある一段の出曲輪ーと堀切(ほりきり)を構えた四廓の出城ー本城から谷を隔てた西隣りの峰の中心にある出丸・出丸の先端にある三段の小廓ーで構成されています。
このことから砥石城は、単純な連郭式(れんかくしき)小山城が二組で一つの城郭を構成しているようです。
本丸の石垣状況からみて主要部は瓦葺き建築物や柵板塀(さくいたべい)が主体となる中世的な山城であったと考えられます。
   平成9年3月 砥石城環境整備実行委員会(現地案内板)
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