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和気清麻呂公銅像ー和気神社ー

和気清麻呂公銅像ー和気神社ー

この清麻呂公像は、高さが4.63メートルの青銅製で、高さ1.8メートルの台座の上に建てられています。
像は、明治・大正・昭和にわたり、わが国彫塑界で活躍された故朝倉文夫氏が、自己の信念をこめて製作されたもので、昭和16年、当時の彫塑界ですでに長老的存在となっていた氏の59歳の作品です。

それは、紀元2,600年奉祝展覧会に出品された後、橿原神宮に献納され、大和国史舘で一般展示され、戦後は現在の奈良県立橿原考古学研究所付属博物館(旧館)に所蔵されていましたが、清麻呂公生誕1,250年を記念する年にあたり、奈良県と朝倉氏ご遺族のご厚志により、清麻呂公の故郷である和気町に譲与されました。

そこで和気町では、石膏像であるこの作品の永久保存と同時に、清麻呂公の顕彰をはかるため、銅像として、この地に建立することとしました。

町民こぞって、郷土を愛した清麻呂公の里帰りを祝福し、像の建立をよろこび合い、ご尽力いただいた多くの方々に感謝の意をこめて、その経緯をここに記します。
            昭和59年3月吉日 和気町長(現地案内板)
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