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本殿ー和気神社ー

本殿ー和気神社ー

和気町指定重要文化財
一.本殿は、明治18(1885)年に造営された。近世初期の屋根形式に、江戸後期の装飾主義を取り入れた、芸術的にも技術的にもすぐれた建築物である。

一.大型の屋根と千鳥破風・軒唐破風の見事な調和、妻の箕甲・破風板の美しい曲線が、外観を優美で壮大に仕上げている。

一.細部では、向拝の手鋏(たばさみ)・母屋透彫(もやすかしぼり)などの絵様(装飾彫刻)が、すぐれた意匠と技術で表現されている。

一.門弟六十余人を有し、関西一の名人・大棟梁といわれた、田淵勝義(たぶちかつよし)ー耘煙斎(うんえんさい)-の手による。
彼の造営した寺社建築は85棟にのぼり、畿内から備後に及ぶ。
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