吉川八幡宮本殿

本殿ー吉川八幡宮ー

本殿

室町時代初期の応永2(1395)年再建時の棟札があるが、組み物や蟇股などの特徴から、室町時代後期の建造とみられている。本殿を建てるときには、縦挽(たてび)きの鋸(のこ)が一切使われていない。平成8年度から3ヶ年かけて改修工事が行われた。

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名称  国指定重要文化財 建造物 吉川八幡宮本殿 大正14年4月24日指定
所在地  吉備中央町吉川3932
TEL  0866-56-7419
五間三間入母屋造の本殿の屋根は厚板を葺いた栩葺(とちぶき)で、室町時代の応永2(1395)年
に建てられたと言い伝わる。

正面の向拝と呼ばれる部分は、江戸末期元治元(1864)年に一新されている。

地元で代々大切にされてきたため何百年たった今日でもその勇姿を目にすることが出来る。

平成8年から3ヵ年かけて、建物の部材をひとつひとつ丁寧に取り外し、建物のもつ長い歴史を尊重
しながら痛んだところを直して再び組み立てる全解体修理が行われ、建立当初の姿に近い形で
よみがえった。

修理中一建築部材に、木材に鑿(のみ)を打ち、楔(くさび)で引き裂いて製材する古代以来
使われてきた「打ち割り」技法の詳細がわかる痕跡がはじめて発見された。

本殿を建てるときには、縦挽(たてび)きの鋸(のこ)が一切使われていない。

この本殿には、中世の建築の特徴が色濃く残されている。

吉備中央町教育委員会(現地案内板)

交通  JR岡山駅より吉備高原都市行きバス40分、吉川下車すぐ、

岡山自動車道賀陽ICより車約15分

駐車場  約50台(隣接の吉川公民館)

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