西江邸正面

西江家は関東出身の豪族で、鉱山の経営と江戸時代中頃の宝暦年間(1751~1764)に始まるベンガラの製造によって栄えた。

現存する白壁と赤褐色の石州瓦で葺かれた豪勢な建造物は、宝永正徳時代(1704~1716)のもので幕府直轄地の代官代行所として機能していた。改築を重ねているが、原形はほぼとどめている。

土蔵を改修した展示施設では、弁柄関係の各種資料が公開されている。

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西江邸 門内

西江邸 玄関

名称 西江邸
所在地 高梁市成羽町坂本1604
TEL 0866-29-2805

0866-42-3216 高梁市成羽地域局産業建設課、

0866-29-2222 成羽町観光協会吹屋支部

概要 西江家は、室町時代末期より当地に居住し、地方豪族として、戦国時代を経過している。

家譜によると、関東平氏の一つ、三浦の出自となっている。

関ヶ原の戦以後、幕府の直領(天領)となった当地方を預る惣代庄屋(大庄屋)となり、幕府御用銅山を経営した。

当家6代の祖、西江兵ェ門が宝暦年間に弁柄製造に着手し、吹屋弁柄の隆盛の基礎を創り上げた。

天領の支配を許され代官御用所を兼ねたため簡易白洲を設け、懲罪は当家で裁判を行っている。

現存する建造物は、宝永正徳年間(1704~1716)のもので、幕府御用宅のため「館構ぇ」(やかたがまえ)と云う、特別な型式を採っている。

二戸の楼門、総二階の母屋、離座敷、門屋敷、駅馬長屋、及数棟の土蔵で構成されている。

用材は、床上部分は欅、桜等を多用し、床下部分には栗材を用いており、堅牢であることを旨としている。(現地案内板)

特色
料金 (個人)大人500円、小中高生250円、

(団体)20人以上 大人400円、小中高生200円

特別見学1,500円 当主の説明付(お茶・お菓子付き)

開館時間 9:00~17:00
休館日 月曜日(祝日の場合は火曜日)

*火・水・木・金曜日は事前予約が必要、年末年始・特別展開催中は電話確認が必要。

交通 JR伯備線備中高梁駅より車約50分、

JR伯備線備中高梁駅より吹屋行バス60分終点下車徒歩約10分、

岡山自動車道賀陽ICより車約60分、

中国自動車道新見ICより車約25分

駐車場 普通車20台、バス3台
URL 西江邸

 

西江邸 座敷

西江邸 展示室

西江邸 庭より

西江邸 庭

西江邸 庭

西江邸 蔵

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