Categories: 史跡神社

御崎神社

御崎神社社殿

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御崎神社(おんざきじんじゃ)は、旧立田村の村社で、祭神は「吉備武彦(きびたけひこ)の命」。創建は弘治年間(1555~1558)。
御崎神社のある旧立田村は、低湿地の中に葦が自生し、ツルが多く飛来していたため、「多鶴田」が「立田」の起源になったという説がある。

旧立田村は江戸時代、庭瀬藩に属し、板倉氏の所領だった。天正10年(1582年)高松の役のとき、この御崎神社は、秀吉配下の掘尾茂助の陣となった。
そのため神社の梵鐘が陣鐘として使用され、乱打されたために壊されたと伝わっている。

その6月4日巳の刻(午前10時)、羽柴秀吉の備中高松城水攻めにより水に浸かった御崎山の西麓に、高松城主清水宗治らを乗せた小舟が近づき、毛利勢・羽柴勢が見守る中で、宗治公ら4人が自刃した。
宗治公の首級は、秀吉本陣となった寺宝院境内に葬られた。その後、寺宝院は辻地区に、首級は高松城本丸跡に移されている。(現地案内板)

御崎神社 鐘楼

御崎神社 随神門

御崎神社 本殿

御崎神社 案内図

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