Categories: 南仏の旅

アヴィニョン

アヴィニョン

アヴィニョンは、14世紀初頭、1309年にローマから法王庁が移転してきたことで華やかな脚光を浴びる街となった。街の周囲が城壁に囲まれ、城塞のような法王庁跡を持つアヴィニョンは、ローヌ川と調和した中世都市の風情をそのまま残している。

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ドン岩盤

ロシェ・デ・ドン公園

ローヌ川の川岸に巨大な姿を見せるドン岩盤の上に広がっている。ドン岩盤は、ローヌ川の流れや度重なる洪水にも耐えてきた岩盤で自然の要塞ともなってきた。公園からはローヌ川の流れやサン・ベネゼ橋(別名アヴィニョン橋)の素晴らしい眺めを楽しめるとの事。

サン・ベネゼ橋

サン・ベネゼ橋

「アヴィニョンの橋の上で輪になって踊ろ」と歌われた「サン・ベネゼ橋」。この歌に歌われた橋は、ローヌ川の氾濫のため22あったアーチも4つを残すのみとなっている。橋の上は、踊れるほどの広さもない。対岸とつながっていた頃は、中間の島の橋の下で踊っていた。

法王庁宮殿

法王庁宮殿

1309年にアヴィニョンに法王庁が置かれ、1334年から約30年の歳月をかけて3法王(ベネディクト12世・クレメンス6世・イノケンティウス6世)によって建設された。外から見るとまるで要塞のように感じる。法王庁の左方には、ノートルダム・デ・ドム大聖堂が見える。

法王庁がアヴィニョンに移転したのが14世紀、この宮殿を中心に多くの史跡が町のいたるところに点在し、「アヴィニョンの橋の上で輪になって踊ろ」と歌われた頃の華やかな歴史を偲ぶことができる。

この歌に歌われた「サン・ベネゼ橋」は、ローヌ川の氾濫のため、22あったアーチも4つを残すのみとなっている

モネー館

モネー館

1619年に枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼの公使団を迎える目的で建設された、法王庁宮殿の向かい側あるバロック様式の建物。ここには、造幣局が置かれたこともあり、地元の人々からはモネー館と呼ばれている。現在は音楽院となっている。

メリーゴーランド

アヴィニョン 時計台広場

サントル駅からレピュブリック通りを北に歩くとオペラ劇場とアヴィニョン市庁舎に面する時計台広場に到達する。フランスの広場ならどこにもあるメリーゴーラウンドとオープンエアのカフェがあり、南欧独特の明るく楽しい雰囲気は変わらない。

オペラ劇場

オペラ劇場

アヴィニョンの時計台広場に市庁舎と並んで建つ彫刻の素晴らしい建物。広場はカフェやレストラン、レストランのテラス席に設けられたテントやパラソルが並び、木々の緑も見られ、観光客の憩いの場となっている。

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その他の見所
プティ・パレ美術館

ボッティチェリの「聖母子」をはじめ中世からルネッサンス期にかけてのイタリア絵画コレクションを見ることができる。中心はジアン・ピエトロ・カンバーナのコレクション。

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桃太郎

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桃太郎

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