清水山松林寺

清水山松林寺は、歴応2(1339)年、白幡城主赤松円心が、別峰和尚(大殊円光国師)を招いて開いたのが始まりで、元禄12(1699)年に、庭瀬藩2万石で入封した板倉重高は篤く帰依し元禄15(1702)年には菩提寺となっている。応永12(1405)年に制作された、寺宝の絹本著色開山別峰国師頂相は、岡山県の重要文化財に指定されている。

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松林寺本堂
庭瀬藩主宗廟
名称 清水山 松林寺(しょうりんじ)
所在地 〒701-0153 岡山市北区庭瀬707
TEL 086-293-0257
宗派 臨済宗東福寺派
創建 白幡城主 赤松円心ー 歴応2(1339)年
開山 別峰和尚(大殊円光国師)ー大本山東福寺開山聖一国師五代の法孫ー
文化財 岡山県指定重要文化財(絵画)絹本著色開山別峰国師頂相 昭和34年3月27日指定

この絵画は、縦94.5cm、横56.5cmの絹本著色画である。

頂相というのは、禅宗で師僧の肖像をいい、師の印可を受けた証として貴重視されている。

別峰大殊は、聖一国師五世の法孫で後亀山天皇に帰依され、円光国師の号を賜った高僧で、伊勢の
清水寺、播磨の臨済寺、備中の定林寺(現在の松林寺)等六ヶ寺を開いた。

絵は、羅帽子を被った拱手半身の正面像で、おだやかで円満な悟境を得た面相を、謹直な筆で
迫真的に描いている。

上部には永楽乙酉(1405)に記した明僧大方道遐の賛があり、明国に渡った別峰の門人が、師の
「行道記」と頂相の賛を請うたものと思われる。

平成23年3月  岡山市教育委員会(現地案内板)

交通 JR山陽本線庭瀬駅より徒歩約5分、

山陽自動車道早島ICより車で約30分

駐車場 有り

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