小森温泉

享保年間に岡山藩主池田継政が開設した温泉跡を、戦後昭和28年~29年にかけてボーリング調査を行なったところ、良質の温泉の湧出を得たことから池田家ゆかりの「いで湯」として再興したもの。アルカリ性単純温泉で、疲労回復・美容健康・神経痛・腰痛・アトピーなどに効果があるとされている。

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小森温泉湯元
小森の宝篋印塔
名称 小森温泉
所在地 吉備中央町小森245
TEL 0867-34-0015
開設 旧備前岡山藩営湯治湯ー享保13(1716)年(備前藩主池田継政の命による)
泉質 アルカリ性単純温泉(緩和性アルカリ性微温泉)
効能 疲労回復・美容健康・神経痛・腰痛・アトピー
入湯のみ 可能
吉備中央町指定重要文化財、天然記念物、小森温泉の湯元
(付) 噴口・導入樋・湯壺・石垣・開墾記(木札)、昭和37年10月1日指定、小森温泉の湯元は、一羽の鷲がここで傷を癒し飛び去るのを見て発見されたと言い伝えられている。

この湯元の近くの「経ブロ山」という丘に古くから薬師堂があることからも治病の霊泉として
人々の集まる場所であったことを物語っている。

本格的な開発は、享保17年(1732)岡山藩主池田継政が湯治場の設営に着手するまでさかのぼる。

古文書によると、この工事は、享保18年(1733)まで岡山藩直営の大普請として、莫大な
費用と述べ二万の人夫を注ぎ込み、広さ三アールの土地を掘って四方を四段の石垣で囲み、
中央に縦約4.5メートル・横約5.4メートル・深さ約1.5メートルの湯壺と、その外に直径
約1.5メートルの湯壺二個を置いた湯屋を設営したものである。

当時は、領内唯一の湯治場として賑わいを見せていたようであるが、湯元へ清水が混入し
濃度が低くなったことなどから数年を経ずしてさびれていったようである。

現在では、その湯屋はないが、強固な石垣が当時の面影を残している。

戦後、地元民による温泉復興運動が興り、昭和28年から29年(1953~1954)にかけて
湯元のボーリングを行った結果、再び良質多量の温泉の湧出をみるに至り、池田隆政・
厚子夫妻の出席のもと小森温泉復興再開発記念式を行い、池田家ゆかりの「いで湯」と
して再興された。

現在の湯元の湯は、旅館などで利用されている。

泉質は、単純温泉緩和低張性微温泉。泉温は29度(浴用加温)。

リウマチ・骨および関節などの運動器障害・外傷性障害などの後療法・神経炎・神経痛・
疲労回復などに効能がある。

吉備中央町教育委員会(現地案内板)

入浴料 大人600円 小人(3才~小学生)450円
休憩 2時間コース11:00~15:00、料金2,600円~(ミニ会席、入浴料込み、予約が必要)、

1室貸切11:00~15:00、電話予約が必要、7,000円~(2名様より)

営業時間 平日11:00~17:00(日により変更あり)、

日曜日・祝日11:00~18:00、

(受付終了は1時間前)

休日 月に3~5回不定休日あり
宿泊料金 9,500円~11,500、二食付(要予約)
展示品 本品は、備前国津高郡加茂郷 小森温泉国主従四位侍従池田大炊頭源継政の命により
享保17年2月より9月に至り完成した小森温泉、(1)噴出筒、(2)殿様風呂温泉導入の樋、(3)殿様風呂の底板、昭和28年ボーリング工事中に掘り出した物で約240年地中にあり、
其、頑強なる仕組で使用される打釘は当時を忍ぶに足る。

店主(現地案内板)、

小森温泉の入口に展示している。(写真を撮るのを忘れました)

周辺の見所 小森温泉とその周辺 吉備高原都市 円城ふるさと村 片山邸 宇甘渓
交通 JR岡山駅より小森行バス90分、小森下車すぐ、

中国自動車道落合ICまたは津山ICより車約60分、

岡山自動車道岡山総社ICより車約50分 

山陽自動車道岡山ICより車約60分

駐車場 普通車20台
URL 小森温泉

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