五流尊瀧院石碑

江戸時代に賑わった金比羅往来を歩いてみるのも面白い。早島ー茶屋町ー天城ー藤戸から林を経て、由加にある瑜伽大権現へ通じていた。瑜伽山への途中には熊野神社と五流尊瀧院があり、瑜伽山を含めて新熊野三山と呼ばれ大いに賑わった。

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五流尊瀧院本殿
御庵室
三重塔
名称 五流尊瀧院
所在地 倉敷市林952
TEL 086-485-0027
宗派 修験道
概要 奈良時代(8世紀)、役小角(えんのおづぬ)が伊豆の国に流された時、五人の高弟子
(義学・義玄・義真・寿玄・芳玄)たち約300人が紀州熊野の十二社権現のご神体を
守護して瀬戸内海へ逃れ、各地を遍歴した後、児島の柘榴(ざくろ)浜(現在の下之町)
に上陸、天平宝字5(761)年、現在地に社殿を建立したのが、その起源だという。5人の高弟たちの建てた五流寺院ー建徳院・伝法院・大法院・尊瀧院・報恩院
もとは新熊野権現と言われていたが、現在では五流尊瀧院と熊野神社とに別れている。

「お日待ち祭」は、1,300年の伝統を誇っており、毎年旧正月23日夜から翌日まで行われる。

また10月4日・5日は権現大祭も行われる。

重文 岡山県指定重要文化財 建造物 昭和49年5月31日指定、

尊瀧院(そんりゅういん)ほか四カ院(建徳院・伝法院・大法院・報恩院)三重塔、

初重の柱間が4.3m、総高21.5m、寺の資財台帳に、江戸時代後期の文政3(1820)年建立の
記録があるが、古い様式を継承した優れた三重塔である。

国指定重要文化財 石造美術 昭和31年6月28日指定、

五流尊瀧院宝塔(ごりゅうそんりゅういんほうとう)、

総高3.3m、花崗岩製、後鳥羽上皇の供養のため建立されたと伝えられ、笠の軒反り等に鎌倉時代の特色が表れている。

岡山県指定重要文化財 史跡 昭和48年5月15日指定、

新熊野山(しんくまのさん)、

五流修験道の本拠地で、紀州熊野三山になぞらえて「新熊野山」と称したという。

山内に五流尊瀧院、熊野神社などがある。

特記 熊野神社または五流尊瀧院の駐車場に車をおいて、参詣しこの熊野神社と五流尊瀧院の間を
結ぶ路地を散策するのをお勧めする。間にある真浄院を通って通じている。古い時代にタイムスリップしたような風景が展開する。
交通 JR瀬戸大橋線木見駅より徒歩約20分または茶屋町下車車約10分、

瀬戸中央自動車道水島ICより車約5分

駐車場 普通車50台、バス5台

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護摩堂
五流尊瀧院庭園
役行者尊像
後鳥羽上皇御影塔
御庵室庭園
覚仁法親王御墳墓
頼仁親王歌碑
史跡 新熊野山
児島高徳誕所の地碑
御庵室紋章
五流尊瀧院入口
御庵室扁額
役行者供養塔
熊野十二社大権現
役行者の像
三宝荒神・吉祥坊
鐘楼
庚申さま
三宝荒神
児島高徳社
五流稲荷大明神
不動明王
五流大仙智明権現
水子地蔵
散策路
熊野神社参道
五流尊瀧院案内図
倉敷歴史の道地図
倉敷歴史の道

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