多宝塔

初層頭長押から下は寛永(1624~1644)、それ以外は元禄3(1690)年に再建されたもので、方三間、総高12m、柱は欅(けやき)の総円柱。小型の塔ではあるが、多宝塔としては県下で2番目に古いものである。

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名称 岡山県指定重要文化財 静円寺塔婆(多宝塔) 昭和35年8月23日指定
所在地 〒701-4214 瀬戸内市邑久町本庄3625
TEL 0869-22-0529 安楽院、

0869-22-0341 光明院、

0869-22-0353 地蔵院、

0869-22-1982 瀬戸内市観光協会邑久支部

概要 初層頭長押から下は寛永(1624~1644)、それ以外は元禄3年(1690)に再建
されたもので、方三間、総高12mを測ります。

柱は欅(けやき)の総円柱。

上層は、円筒形の塔身に宝形造の屋根をのせ、胴部に勾欄(こうらん)をまわしてあり、
軒は一軒扇捶(しげたるき)、小組格天井(こぐみこうてんじょう)をつくり、組物は
出三斗(でみつと)としている。

下層軒は、二重扇捶(にじゅうしげたるき)、蛇腹(じゃばら)支輪を設けている。

心柱は下層の中央天井から起こって上層を貫き、相輪に達しています。

小ぶりな多宝塔であるが、全体の構成、装飾技法など苦心のあとが見受けられます。

内部は、四天柱をもって内陣、外陣に分けられ、折上(おりあげ)小組格天井とし、内陣に
須弥壇(しゅみだん)を設けています。

平成10年3月 瀬戸内市教育委員会 邑久町文化財保護委員会(現地案内板)

交通 JR赤穂線邑久駅から車10分または北回り牛窓行きバス10分横尾入口下車徒歩10分、

岡山ブルーライン邑久ICより車5分

駐車場 普通車50台

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