長島愛生園 収容所

長島愛生園 収容所

長島愛生園 収容所

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この建物は長島愛生園に隔離された入所者が最初の約1週間を過ごす場所で、1930年(昭和5年)9月の建設。当初は収容所と呼ばれていたが昭和27年以降は回春寮と呼ばれた。

連れてこられた患者は建物に入る前、ゴザの上に所持品は全て並べさせられ、園が禁止した物品(現金・米・懐中電灯・カメラ等)は取り上げられ、他の所持品は着ていた衣服とともにホルマリン消毒されてから返品された。

現金は園の保管金として通帳に記載され、かわりに園内のみで使用できる園内通用票と呼ばれるブリキの貨幣を渡された。これは主に逃走を防止するためで1948年(昭和23年)まで使用された。

また、収容された入所者はクレゾールの入った消毒風呂に入れられ全身を消毒された。そして、体の検診、病歴調査、その他の入所手続きが約1週間かけて行われた。(現地案内板を参考)

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