佐々木盛綱像

佐々木盛綱像

佐々木盛綱(ささきもりつな) 生誕仁平元(1151)年~死没不詳
平安時代末期に活躍した源氏の有力な武将。治承4年(1180)、源頼朝が平氏打倒をかかげ挙兵するとこれに参加。

寿永3年(1184)の藤戸合戦で、当時は島であった児島に陣取る平氏を攻めるのに、地元の漁夫から浅瀬の場所を聞き、騎馬で藤戸海峡を渡って先陣をとげた(平家物語)。この功により、児島に領地を与えられ、一族が土着したという。
浅瀬の場所を教えた漁夫を口封じのために殺害したと伝えられ、これが後世に謡曲「藤戸」として語り継がれている。

地元には、盛綱が馬で乗り入れた場所という「乗り出し岩」、漁夫の母が憎しみのあまり笹を抜き払ったという笹無山、盛綱が戦没者の菩提を弔うために再興した藤戸寺、漁夫の供養塔という石塔がある経ヶ島などゆかりの史跡がある。(藤戸寺での案内)
(写真の佐々木盛綱像は、藤戸饅頭本舗本店前の盛綱橋上対岸近くにある)
Sponsored Link