
久米南町
久米南町は、岡山県の中央部東寄りに位置し、国道53号線の道の駅「くめなん」、浄土宗の開祖法然上人誕生の地にちなんだお寺「誕生寺」で知られる町である。また、川柳による町おこしを行っている町としても有名で弓削の町を見下ろす小高い山の上には川柳公園が設けられている。
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Google Mapー岡山県北部ー美作地域ーホテル・旅館案内地図ー
創建は奈良時代の和銅3(710)年という古刹で、盛時には49坊院が建ち並び、美作地方における一大道場を形成していたが、戦国時代に兵火に罹って大半の院坊を焼失したという。本堂は元の文殊堂を明治20(1887)年に移築したもの。
1999年7月26日農林水産省により「日本の棚田百選」134地区(117市町村)の認定がされた。久米南町では上籾と北庄の二ヶ所が認定され、上籾地区の面積は22haで「耕して天に至る」棚田の景観は周囲の山々と調和し私たちの心にあるふるさとの姿。
浄土宗の開祖・法然上人の誕生地に、弟子の蓮生坊が鎌倉時代初頭の建久4(1193)年に開創したと伝えられる。現在の建物は江戸時代中期の元禄年間に再建されたもので、本堂・山門は国重要重文である。宗派を問わずお参りする人が多い。
道の駅「くめなん」から傾斜地を東方面に少し登った所に、白壁をめぐらし、大きな長屋門を持つ邸宅がある。この邸宅は文和元(1353)年に九州日向国(宮崎県)から戦乱を逃れ、この地に帰農した旧庄屋「治部家」の屋敷で、農村型リゾート施設のシンボル施設として平成元年12月に久米南町が修復した。人口 5,186人。
久米南町-町役場 TEL 086-728-2111 〒709-3614 岡山県久米郡久米南町下弓削502-1
人口 5,039人 うち65歳以上人口 2,171人(43.1%) 世帯数 2,282世帯 総面積 78.65㎢
主な見所
川柳公園、誕生寺、リゾートセンター治部邸、道の駅くめなん、佛教寺、清水寺護法祭、久米南美しい森、笛吹川歌碑公園、宮地やすらぎの里、日本の棚田百選(北庄、上籾)
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祭り・イバント等ー誕生寺二十五菩薩練供養(4月)、はすの花まつり(7月)、護法祭(8月)、西日本川柳大会(10月)、秋んど祭り(10月)、とんど祭り(1月)、ロードレース・駅伝大会(2月)、
名物・特産ーぶどう、いちご、きゅうり、ゆず、ゆず加工品、ゆず酒、川柳まんじゅう、
町の木ーいちょう、町の花ーつつじ、
沿革
昭和29年4月1日 久米郡弓削町、誕生寺村、滝山村、神目村が合併(久米南町)
二上山護法祭・黒岩の護法祭(いずれも美咲町)と並ぶ岡山県の三大護法祭の一つ。護法善神の乗り移った「ごうさま」(護法実)が神がかりとなって、深夜の境内を走り回り、観客は「ごうさま」に捕まらないように逃げまわるという奇祭。
久米南町の川柳は戦後間もない頃から「川柳によって新しい町づくりをしよう」を合言葉に根づいた町民の文化で、この公園は昭和52年26基の川柳句碑が建立されたのを皮切りに、新しい句碑が年々配置され美しい自然と調和した心の安らぎの場として人々に親しまれている。
治部邸は、文和元(1353)年に日向国から戦乱を逃れこの地に帰農。その後庄屋となり、その居宅は江戸時代の豪農の面影を伝えるものとなっている。久米南町が平成元年12月に、所有者の治部氏から寄付を受け、農村型リゾートのシンボル施設として修復したもの。
国道53号沿いにあり、駐車場 休憩室 トイレ レストラン 特産品売り場がある。緑地公園や木工、土ひねりが楽しめる木造平屋の工房も併設。また、隣の「サンサンくめなん」では地元の新鮮な野菜 果物 その他の特産品を安く販売している。
なだらかな丘陵の続く吉備高原の一画に造られたキャンプ場。21サイト100人―オート6サイト、テント15サイト―炊事棟、トイレ、温水シャワー、更衣室、野外広場、キャンプファイヤー場、野外音楽堂、遊歩道、ビジターセンター。
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