桝水

桝水
いつのころからか知る由もないが、この地に小さな水溜りが出来た。年中水量が、桝で計ったように変らぬので、村人たちは桝水と呼んでいた。
元禄9年の春、大山寺に伺候した村人は、この水が涸れているのを知り不吉の兆しとして心を痛めたが、その年から凶作相継ぎ、餓死者は73人に及んだ、と伝えられている。
享保17年、作州の行者宗真は、この水溜りを桝形にしつらえ、地蔵菩薩を刻んで四十八隔夜念仏を修行し、村人たちは桝で造った杓で水を献じて、慈悲の祈りをこめた。
それ以来、この地と村落をつなぐ、約一里に延びる二百余町歩の原野も桝水原と呼ぶようになった。
Sponsored Link
名称 | 桝水 |
所在地 | 〒689-4214 鳥取県西伯郡伯耆町桝水高原 |
TEL | ー |
交通 | 米子自動車道溝口ICより約10分、
JR伯備線伯耆溝口駅よりデマンドバス、スキーシーズン中はシャトルバス運行も有り |
駐車場 | 普通車230台(無料) |