サン・ポール・ド・モーゾール修道院

サン・ポール・ド・モゾール修道院付属教会

サン・ポール・ド・モゾール修道院付属教会

ゴッホが1889年5月から1890年5月まで入院していた、サン・レミの精神病院(サン・ポール・ド・モゾール修道院)。ここでゴッホは激しい発作に時々見舞われながらも、絵を描くことだけは止めずひたむきに創作活動に励んだ。建設当初のサン・ポール・ド・モゾール修道院のうち、当時の姿をとどめているのは修道院付属の教会と回廊付きの中庭部分だけである。

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裏庭の隅には、ゴッホの描いた絵の複製が並べられているのが見える。この裏庭でもゴッホは、精神病の発作に見舞われながらも、アルピーユ山脈や糸杉そしてオリーブをモチーフに数多くの作品を描いた。

ゴッホが入院していた精神病院の入り口。周辺には、ゴッホが絵を描いた場所が散在しており、そこには、その絵の複製パネルが置かれている。

度重なる「幻聴と幻覚を伴う重度の躁病の発作」に悩まされながらも、ゴッホの創作活動は衰えることを知らなかった。

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その自画像は、「パイプの男」にも描かれているが、自分の耳たぶを切り取り、それを持って娼婦クリスティーヌに届けるといった奇行に及んだゴッホは、アルルの市立病院に強制収用された後、ここ、サン・レミのサン・ポール・ド・モゾール修道院後の精神病院に転院する。

ここでは、激しい発作に見舞われながらも、ひたむきに創作活動に励んだ。

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