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上寺山 餘慶寺 三重塔

上寺山 餘慶寺 三重塔

余慶寺本堂北側に位置する三重塔は、旧塔跡に再建されたもので、西幸西村、草井幸右衛門の私財により、6年を費やして文化12年(1815)に完成しました。
構造は、方三間(一辺3.84m)、本瓦葺、総高20.6m、初重の一辺3.4mを測ります。全体として江戸時代後期の伝統的な塔の形式に従った手堅い作です。
棟札には工匠として宿毛村の田淵市衛門繁数と田淵宇三郎勝孝二人の名が記載され、近世社寺建築の大工集団として名を残した邑久大工の系譜や建築様式を知る上でも貴重な資料といえます。
      平成14年10月1日 邑久町教育委員会 邑久町文化財保護委員会(現地案内板)
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