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一の木戸ー大廻小廻山城跡ー

一の木戸ー大廻小廻山城跡ー

大廻山、小廻山一帯を含むこの山城は石塁がある西側の三つの谷を取り込んだ総延長約3.2キロメートルの土塁(外郭線)で築かれている。

7世紀に国家規模で築かれた朝鮮式山城の一つという説がある。

石塁はそれぞれ一の木戸、二の木戸、三の木戸とよばれている。

この一の木戸は、防護壁であるとともに城内の水を排水するための施設でもあり、石塁の前面には排水口が口を開けている。

石材は、近辺から採取できるホルンフェルスや花崗岩が利用されている。

構築当初の一の木戸は、現存している石塁より三~四段ほど高く、その上に土塁状の盛土が覆っており、幅約六メートル、高さ五~六メートルほどの規模であったと推測される。
                      岡山市教育委員会(現地案内板より)
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