羅生門

第一門ー羅生門ー

第一門

新見市南部、標高約400mの草間台地にある、高さ40mにも達する石灰岩の巨大アーチで、国の天然記念物に指定されている。太古の時代に地下の大洞窟が一部を残して陥落してできたドリーネの一部。

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名称  国指定天然記念物 羅生門 昭和5年8月25日指定
所在地  〒719-2641 新見市草間
TEL  0867-72-6136 新見市役所産業部商工観光課
概要  羅生門は、標高400m前後の草間台の、石灰岩台地が陥没してできた、ドリーネにできた
石灰岩の巨大なアーチで、上部は天然橋となっている。

第一門(高さ38m、幅17m)から第四門までアーチがつながり、最深部は、羅生門第一洞
と呼ばれ、佐伏川につながる鍾乳洞となっている。

成因は古い鍾乳洞が崩落し、一部分が残存してアーチとなった鍾乳洞のなれの果ての姿といって
よい。

夏に訪れると、立ち込めるモヤと冷気に寒ささえ感じる。まさに「羅生門」の名にふさわしい
鬼気迫る威容があった。

この地域には、チョウジガマズミ・ヤマトレンギョウなどの好石灰岩植物のみならず、夏季に
洞口から吹き出す冷質な空気がたまることにより亜寒帯性のイギイチョウゴケや亜熱帯性の
セイナンヒラゴケなどの珍しいコケ植物が生育している。

昆虫では生きた化石といわれるガロアムシや、七月にはドリーネの内外で黄金色の光を点滅
させるヒメボタルを見ることができる。

交通  JR伯備線井倉駅より備北バス満奇洞行、羅生門口下車、徒歩約10分、

中国自動車道新見ICより車約40分

駐車場  有り

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