ruins-of-fence-shoda-haiji

塀跡ー賞田廃寺ー

塀跡ー賞田廃寺ー

金堂や塔などの寺の主要建物は、南北約90m東西約140mの広さを塀で囲まれていました。
これは、南は柱穴列と溝から、北は地山の自然地形や土盛りから、東は幅2mで並行する溝からわかりました。西は尾根で代用していたと思われます。

南の塀跡は、直径60~100cm、深さ60~80cmの柱穴が約2.1m間隔でならんでいます。
柱の根本が残ってるものもあり、水に強いコウヤマキの木が利用されていることがわかりました。
柱穴列の北には並行して幅2m深さ90cmの溝があります。

南の塀は、柱穴列や北側の溝、出土物から9~10世紀頃の掘建柱塀(ほったてはしらべい)と考えられます。

   平成21年3月 岡山市教育委員会(現地案内板)
Sponsored Link