賞田廃寺跡
竜の口山南山麓に建立された、備前地域では最古の寺院跡。白鳳時代に創建され、鎌倉時代前期(13世紀)にかけての存続が判明しているが、最盛期は奈良時代後半で、主要堂塔が整備された壇上積基壇の遺構も出土している。当地を掌握していた上道氏の氏寺の一つと想定されている。
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名称 | 国指定史跡 賞田廃寺跡(しょうだはいじあと) 昭和47年3月16日指定 |
所在地 | 〒703-8206 岡山市中区賞田 |
TEL | ー |
賞田廃寺は、竜の口山南山麓に建立された平地伽藍の古代寺院である。
昭和45年に発掘調査が実施され、塔・金堂・西門の建物の基壇と回廊や築地の基礎地形等の遺構 なかでも塔と西門は凝灰岩製壇上積基壇に整備されていた。 寺域は一町四方、伽藍配置は川原寺式あるいは薬師寺式と想定されているが、未掘部分が多く確定 飛鳥時代末(七世紀中頃)から鎌倉時代前期(13世紀)にかけての存続が判明しているが、最盛期は 寺域の北東隣りには、この寺院で使用した瓦を焼成した瓦釜跡も発見されている。 各時代の瓦や奈良三彩・緑袖・須恵器・土師器・中国製磁器等の遺物が出土しており、当時の生活の この寺院跡は、中央寺院に遜色ない状況にあり当地を掌握していた上道氏の氏寺の一つと想定されている。 昭和45年12月に国の史跡に指定された。 平成5年3月 岡山市教育委員会(現地案内板) |
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交通 | JR岡山駅より車で約25分、
山陽自動車道山陽ICより車で約15分 |
駐車場 | 有り |
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