高岡神社社叢

高岡神社社叢

高岡神社社叢

延喜4(904)年に近くの高丸山に勧請、仁安3(1168)年に現在の地に移されたが火災に遭い、天明7(1787)年に再建され現在に至っている。5柱の祭神を祀っており五社大明神と呼ばれていた。250数段を数える参道の石段の両側の社叢には樹齢100年を超す桧や杉、アラカシなどの大木が並び岡山県郷土自然保護地域に指定されている。

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名称  郷土自然保護地域 高岡神社社叢 昭和60年3月19日指定
所在地  〒716-1422 真庭市上中津井2999
TEL  0866-52-3659
祭神 主祭神:人皇七代孝霊天皇・吉備津彦命の父ー大倭根子日子賦斗命、

天照大神ー大日霎貴命、

応神天皇ー誉田別命、

天児屋根命(あまのこやねのみこと)、

武甕槌命(たけみかづちのみこと)

末社・祭神  四十疫神社ー神・武・速素盞鳴真命、

御崎神社ー艮御崎明神、

建勲神社ー中井・中津井戦没者英霊、

伏見稲荷社ー伏見稲荷大社分霊、

虚空蔵堂ー虚空蔵菩薩

縁起 第60代醍醐天皇延喜4(904)年上中津井宇高丸山に勧請し仁安3(1168)年現在地に奉遷した。
由緒・沿革 和名抄に「英賀郡中井郷、訓・奈加都井」とある中井郷の大氏神として奉祀したものであり
大新甞会和歌集、巳之帖に「五社大明神 後一条院長和5(1016)年11月2日、主基方備中高岡、内蔵権頭善滋朝臣為政はふり子が祈るもしるく高岡の社の神も君を守れる」

と詠まれて古来著名の神社として知られている。

天明の大火で焼失したものを天明7(1787)年再建奉斉したものが現在の本殿である。

本社は主祭神と配祀神を合せ5柱の神を祀ったので高岡五社大明神と唱えたが明治維新で
神佛混淆が禁ぜられ高岡神社と改称した。

特色  本殿は三間四面で入母屋造、正面千鳥破風付向拝一間、向唐破風造りで市指定重要文化財。

貫神社(つらぬきさん)、

高岡神社は「安産の神」「婦人の守り神」として崇敬されていたが、子供が母の胎内から
産道を通って元気なうぶ声をあげ、現世に生を受ける御神慮から次のような御神徳が
云われるようになった。

通る⇒貫く⇒成就

参道の入口の大鳥居は高さ10メートル、柱の直径1メートルもあり県下で二番目に大
きい明神鳥居と言われている。昭和60年4月完成。

参道右側の推定樹齢800~900年の大杉は周囲8.65メートルもあり市の天然記念物になっている。

大杉以上ー232段。

森ー岡山県自然保護地域。(以上現地案内板を参考)

祭日 元旦祭ー1月1日、春祭ー4月19日、夏祭(大祓祭)ー旧暦6月末日、秋祭ー10月第3日曜日、
新嘗祭ー11月23日
ご利益 安産・子授り、交通安全、合格・当選、家内安全・病気平癒、五穀豊穣・商売繁盛
交通  中国自動車道北房ICより車で約10分
駐車場  普通車150台

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